
既存の写真表現の枠を越え、現代アートの新たな領域を切り拓く、東京のアートコレクティヴ、System of Culture(システム・オブ・カルチャー)初のメジャー・デビュー作品集を、12月に刊行。
本書“Pieces of Narratives”には、System of Cultureの新作31点と、それらと響き合い、紡がれた、オリジナルの短編3
本、作品解説/論評2本が掲載される。
短編小説を手がけるのは、文筆家の伊藤亜和 / 脳科学者の中野信子 / アーティストの布施琳太郎、それぞれ異な
る領域で活躍する3名の書き手である。
評論は、ベルリンを拠点として活動するキュレーター&ライターのLukas Feireiss/ルーカス・フェアレスと、中国・上海出
で東京を拠点に活動する、キュレーターであり写真専門家である金秋雨/キン・シュウウの2名が執筆。
身また、写真集の発売に合わせ、25年11月に渋谷区神宮前の現代アートギャラリー「MAHO KUBOTA GALLERY」に
て個展 "Exhibit 8 Pieces of Narratives" を開催。




【System of Culture プロフィール】
システム・オブ・カルチャー/System of Culture
System of Culture(以下SoCと略)は2017年に三人で結成したアート・コレクティヴ。現在は小松利光(こまつ としみつ)のアーティストネームとして継続している。小松利光は1989年東京生まれ。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。コ
レクティヴ結成前、深夜のファミレスで映画やドラマ、SNSの投稿などについての雑談を毎週のようにしていたことがきっかけとなり、小松の実家の一室を使って静物写真をベースに活動を始める。
2021年「JAPAN PHOTO AWARD 2021」 Patricia Karallis賞受賞、2022年「VOCA展2022 現代美術の展望─新しい平面の作家たち─」選出。主な個展に、2022年「Exhibit 4」CALM & PUNK GALLERY、2024年「Exhibit 6」parcel。2025年11月に
MAHO KUBOTA GALLERYにて個展「Exhibit 8 Pieces of Narratives」開催。作品集に『Book 1』 (2017 自費出版) 、 『Book 2』 (2024 自費出版)がある。2025年12月に『Pieces of Narratives』 (ユナイテッドヴァガボンズ)を出版。
【書誌情報】
タイトル :Pieces of Narratives
著者 :System of Culture
デザイン :佐久間磨(Rondade)
編集 :菅付雅信&アレクサンドラ・プリマック(ユナイテッドヴァガボンズ)
テキスト :ルーカス・フェアレス、金秋雨/キン・シュウウ、伊藤亜和、中野信子、布施琳太郎
言語 : 日英併記
印刷/製本 :株式会社ライブアートブックス
仕様 :B4変形/上製本/80ページ
日本国内刊行日 :2025年12月上旬(※11月12日よりギャラリー先行発売。一般書店は12月上旬)
定価 :7,000円+税
ISBN 978-4-908600-08-1
