
ロシアから「夢からさめた世界」のリアルとファンタジー。
クリスティーナ・ロシュコワ作品集「アンビウィッチド」
<ロシュコワの写真を染める「赤」よ。唇、乳首、舌、傷、林檎、口紅、頬。彼女らの「生」が、ここに表現された「性」が、私を祝福する力となって差し出されている。微笑まぬ彼女らは遥か先を見る>。
志賀理江子(写真家)(※写真集の推薦文より)
世界的に注目を集めるロシア人女性写真家が放つ、世界の同世代と共振するリアリティと
ダーク・ファンタジー。
表現への過剰な検閲が続くロシア国内を拠点としながら、国際的な雑誌や国外での写真集発売を精力的に行うクリスティーナ・ロシュコワの、日本初の大規模展示会と、同時発売の今作。
とてもロシア的な題材でありながら、ユニバーサルで同世代的な表現力。紛争が絶えず、
高度経済成長が終わった「アンビウィッチド(魔法が解かれた、夢からさめた)」。
現在のタフなリアリティと、夢からさめた上でも求めるファンタジー。
少女や少年、恋人たち、性的少数者への強い親密さを持つロシュコワは、今だからこそ世界の読者を惹きつけている。ロシュコワの危なくて親密な世界を体験してください。







クリスティーナ・ロシュコワ
クリスティーナ・ロシュコワは、1996年にロシアのペルミ生まれ。2015年、ペルミ国立大学哲学科に入学。2021年にサンクトペテルブルク大学実践哲学科修士課程と写真アカデミー「フォトグラフィカ」を同時に卒業。最初のプロジェクトで「POY Asia 2021 Award for Cultural Practices」の3位を獲得。同年に『British Journal of Photography』に「見るべきトップ20人の若い写真家」のリストに入選。『Vice』『PHROOM Magazine』、『Calvert Journal』『Fisheye Magazine』など、様々なファッション&カルチャー雑誌に紹介される。また「FOTOBOOKMARKET DUMMY AWARD」の観客賞受賞。2022年にZONEから依頼されて、初写真集の『The Bliss of Girlhood』を出版する。
2023年、ヴォーグ主催の若手写真家オーディション企画「PhotoVogue」の「What is Beauty?」グローバルオープンコールに選ばれる。イタリア版『i-D』で取材。また韓国のファッションブランド「BOCBOK」から招待され、写真集「Dear My Friends」を共同出版。
2024年、サンクトペテルブルクの「NIZINA」写真研究室の助成金を受ける。さらにライカの「Leica Oskar Barnack Award」にノミネート。同年、『IMA』Vol.41号にて紹介される。『ブルータス』のウェブ『BRUTUS.jp』の「流行写真通信」でもインタビュー記事掲載。
ロシア国内以外、イタリア、イギリス、フランスで個展やグループ展を開始。2026年、ドイツのビーレフェルトの「Artist Unlimited」芸術家協会でアーティスト・イン・レジデンスとして現地に長期滞在が決定。
【書誌情報】
編集:菅付雅信&白鳥密(ユナイテッドヴァガボンズ)
テキスト:クレア・マリー・ヒーリー&クリスティーナ・ロシュコワ
印刷・製本:株式会社サンエムカラー
仕様:A4変形ハードカバー
予定価格:6000円+税
本書は展覧会会期中にPARCO MUSEM TOKYOにて先行発売。一般書店発売は4月頭予定。
発行:合同会社ユナイテッドヴァガボンズ
〒213-0001 川崎市高津区溝口2-19-43
TEL: 044-819-8971. E-mail: info@unitedvagabonds.com
